雨樋を設置せずに雨水対策ができるのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、雨樋の代用として、軒先や雨落ちのメリット・デメリット、などを比較解説することで、最適な雨水対策方法を選択できるようサポートします。
ぜひ最後までご覧ください。
□雨樋を設置しない場合の代替案は?雨落ちで代用できる?
雨樋を設置しない場合の代替案として、軒先や雨落ちのメリット・デメリット、費用などを比較解説していきます。
1: 屋根の形状を工夫する
雨樋がない場合、屋根に降った雨水は軒先からそのまま地面へ落ちていきます。
雨垂れの様子が雨のカーテンのようで風情がある、なんて思うかもしれませんが、大雨の時は滝のような雨が流れ落ちます。
結果として軒先から落ちた雨水により泥がはねて外壁が汚れる可能性や、軒裏や外壁を伝って流れてくる雨水により雨漏りが発生する可能性があるのです。
屋根の軒を大きく出し雨の落ちる軒先から外壁までの距離を取ることで、泥はねや雨漏りを防げます。
2: 雨落ちを設ける
雨樋がない場合、雨水は軒先から地面に落ちていきます。
そのままでは泥はねや雨漏りの原因となるため、雨水処理の仕方を工夫する必要があります。
雨落ちとは、雨が落ちる地面の部分に溝を設け表面に水はけの良い砂利などを敷き、雨を吸収しやすくする仕組みです。
雨落ちを設けることによって、泥はねを防げます。
また、雨が落ちることによる地面の削れも防げます。
雨落ちは、外構デザインとして取り入れておしゃれに見せることも可能です。
□雨落ちのメリット・デメリット
雨樋を設置しない場合の代替案として、雨落ちのメリット・デメリットを解説していきます。
1: メリット
雨落ちを取り入れることで、雨樋にかかる費用を削減できます。
雨樋のメンテナンスは高所作業が伴うため、一般の方が定期的に行うのは難しいです。
雨落ちなら、減った石や砂利を追加する程度のメンテナンスなので簡単にできます。
また雨落ちのデザインによっては、外構まわりをおしゃれに見せることも可能です。
2: デメリット
雨樋がないと、雨水によって外壁が汚れやすくなることが主なデメリットです。
ほかにも、石や砂利に当たる雨音がうるさく聞こえたり、雨落ちが十分に排水できずに水が溜まってしまったりする可能性もあります。
雨落ちを作る際は、デメリットも理解したうえで取り入れるのが望ましいでしょう。
3: 雨落ちは自分で作れるか
材料と工具を用意できれば、自分で雨落ちを作ることは可能です。
ただし、専門会社に依頼すれば、より見栄えよくできるのでおすすめです。
□まとめ
雨樋を設置しない場合の雨水対策として、軒先や雨落ちのメリット・デメリットを比較解説しました。
軒先は、雨樋よりも費用を抑えられますが、雨水が外壁に直接当たるため、汚れやすいというデメリットがあります。
雨落ちは、軒先よりも費用がかかりますが、外壁への汚れを軽減できます。
ただし、雨音がうるさく聞こえる可能性や、水溜まりが発生する可能性もあります。